池本身上監護事務所ブログ
2016.05.31
無駄な貯金をしていませんか?
こんにちは。
池本身上監護事務所 代表 池本です。
今日は貯金についてのお話をしようと思います。
ブログタイトルは「無駄な貯金」としましたが、
「無駄な貯金」ってなんでしょうか?
「お金はいくらあっても困らない」物のひとつです。
そのお金を貯める事が「貯金」です。
その「貯金」が無駄になる?
一体どういう事なのでしょう。
そもそも「お金」というものは、
使い道があって初めて価値がある物ですので、
使う当ての無い「お金(貯金)」は、
無価値=無駄 なものになります。
日常生活を送る際に、
絶対に必要になるお金というものがあります。
それは、
食費や生活維持費(被服代・家賃・光熱費・医療費など)、
それに加えて、各種税金の支払い等々、
生きていく上で必要な費用と、
国民の義務として課せられている費用です。
これらを、全て支払った後に残るお金が、
いわゆる「貯金」や「遊興費」に出来るお金になります。
残念ながら、残金が無い場合は、
貯金を諦めないといけませんし、遊ぶ事もできません。
ここで注意しないといけないのは、
”必要なお金の中に「遊興費」を含んでしまう”というミスを
してはならないという事です。
「遊興費」を含む事に関しては、ある程度は必要であると思いますが、
貯金をする前提で勘案場合は、含まないで頑張った方が、
結果的良くなる事が多くあります。
少し話が脱線してしまいましたので、
「無駄な貯金」にお話を戻します。
「使う目的の無いお金」がある状態というのは、
簡単に言えば「たくさん貯金がある」状態の事ですので、
金銭面での不安要素は、全くありません。
若くて元気な間は、色々な所に旅行に行ったり、
美味しい物を食べたり、お洒落を楽しめば良いと思いますが、
高齢になってからでは、そうはいかなくなります。
家族(子ども、孫)がいる場合は、
自身が亡くなった後、どのように残金(遺産)を分配するか、
しっかりと決めておかないといけません。
家族に多く残す為に、毎日を質素に過ごすのか、
自分の人生に悔いが残らないよう、余さず使ってしまうのか、
それは人それぞれ、あると思います。
大事な事は、
自分の人生を楽しく過ごす為には、どれだけのお金があれば
十分なのかを知っておくという事なのです。
いくらあれば大丈夫なのか?
この見積もりを、若くて元気なうちにやっておければ、
「無駄な貯金」をすることは無いでしょう。
今日は、一般的な方に資産がある場合でお話ししましたが、
条件を、
・身寄りが無い
・知的障がいがある
・貯金は数百万円~数千万円
とした場合、どうなると思いますか?
次回は、「無駄な貯金(障がいのある方の場合)」を
考えてみようと思います。